2007年5月12日土曜日

シンポジウムその2

今日はシンポジウムの2日目で、9時からワークショップがあり、私はMRIのセッションと顕微鏡のセッションに参加しました。
MRIはMNIのArnold教授の講義が中心でした。脱髄・再髄鞘化の指標としてMagnetization Transfer Contrast画像が有用であり、特に経時的な変化をピクセル毎に観察すると、治療後に脱髄から再髄鞘化に変化するのが一目瞭然でとても感激しました。
顕微鏡のセッションはモントリオール大学のCostantino講師の講義が中心でした。彼は顕微鏡などに用いるレーザー工学が専門で、一般的な蛍光顕微鏡や共焦点レーザー顕微鏡から最新の多光子励起顕微鏡、全反射照明蛍光顕微鏡などの原理や特性、さらには実際の応用例などについて詳しく説明してくれました。電子顕微鏡に近い解像度の画像を作れる所まで技術が発展しているとは思いませんでした。

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