2007年7月30日月曜日

Theatre in the parks

7月18日~8月19日の間、モントリオール中の公園で無料の演劇が開かれます。このイベントはTheatre in the Parksと呼ばれ、うちのそばのWestmount Parkでも昨日の夕方から即席ステージで無料の演劇があったようです。また、この期間中の日曜日の日中は無料のコンサートも開かれており、昨日はQuatuor de saxophones Nota Beneというバンドのコンサートが2時から池の前で開かれていました。近所の人たちが自分の椅子を持参して芝生の上でくつろぎながら聞き入っていました。
自分たちは終了間際に行ったのでほとんど聞けませんでしたが、来週のSpirit of New Orleansというバンドのコンサートは早めに出かけたいと思います。

昨日は朝からとても天気が良かったので、アパートの庭にあるプールで子供たちが遊ぶのを見ていました。5m×8m程度の小さなプールですが、深いところでは2mくらいあって飛び込むことも可能です。緑に囲まれてとても気持ちがいいプールです。

2007年7月28日土曜日

L'Autre Gala a Montreal

現在モントリオールで開催中のフェスティバル"Just for laughs festival"の催しの一つで、THE GALA!というショーをSaint-Denis Theatreに行って観てきました。主演は早変わりを駆使した一人芸がパリで人気のイタリア人パフォーマーのArturo Brachettiで、監督はシルク・ド・ソレイユやラスベガスのセリーヌディオンショーの監督で有名なFranco Dragoneです。
午後4時から、途中20分の休憩をはさんで6時半くらいまで、約2時間の公演でしたが、ものすごくおもしろかったです。内容はシルク・ド・ソレイユに似たアクロバティックな演目が多く、体操のオリンピック選手並みの力技、目を覆いたくなるようなバランス芸、3つの駒を同時に回す中国駒、関節をはずしてのテニスラケットの潜り抜けなど、"人間"による一流の芸が楽しめます。シルク・ド・ソレイユの公演と違うのは、舞台が小さいので大がかりなセットがないことと、"笑い"のフェスティバルの催しなので、かなり笑えるということです。コメディアンによる一人芸も結構ありましたが、言葉がわからなくてもほとんど問題なく楽しめました。うちの子供達も声を出して笑っていました。会場は大爆笑と拍手と溜息の連続で、あっというまの2時間半でした。

2007年7月26日木曜日

停電

ここMNIが午前9時半に突然の停電に見舞われました。非常電源で最低限の照明と、医療機器、フリーザー、インキュベーターなどは稼働しているようですが、多くの照明、空調、PC端末、実験機器などが遮断されてしまいました。原因はよくわからないのですが、どうも電力会社(Hydro Quebec)が引き起こしたトラブルのようで復旧までに数時間はかかるとのこと。ラボのメンバーは仕事にならないと街に出かけて行きました。
私はELISAの途中でしたが、このまま続けても吸光度計が使えないので、サンプル反応時間を1時間から2時間に延長することにしました。今日は細胞を回収してFACS解析の予定があるので早く復旧してくれないと困ります。

先ほどHydro Quebecの広報からの発表があったようで、モントリオールのダウンタウン一帯で大停電になっているようです。中央変電所のサーキットに問題が生じたらしいです。

2007年7月24日火曜日

B細胞研究

コロラド大学生物エネルギー学研究所のチーフディレクターで、同大学のコンピューター生命科学センターのアシスタントディレクターでもあるDr. Karen Newellがサバティカル休暇で1週間Neuroimmunology Unitに出入りすることになり、今朝のラボミーティングに参加してくれました。彼女は20年前にMNIでポスドクをしていたこともあり、時々訪問するようです。彼女は細胞のエネルギー利用と細胞死メカニズムに対する造詣が深く、免疫調整因子としてのB細胞の役割に興味があるようです。ラボでB細胞の研究をしているのは私と、大学院生(master)と、新しく加わったポスドクの3人ですが、それぞれが研究テーマのプレゼンをして内容をディスカッションしました。
B細胞は他のリンパ球と異なり、その分化過程において多様な働きをします。今注目しているのはCD27陰性のナイーブB細胞サブセットですが、一部で強力な調節性細胞としての役割を持つことがわかりました。このサブセットはFas分子を発現せず、アポトーシスに抵抗を示すことも分かっています。抗原非依存性に活動する調節性B細胞は自己免疫疾患の治療に結びつく重要なサブセットと考えられます。また、B細胞は様々なTLRを発現しており、多くのTLRリガンドに反応して増殖活性を示し、それぞれ異なったサイトカインを分泌します。このような活性化が他の免疫細胞にどのように影響を与えるのかは全く分かっていません。TLR9刺激などでは抗体産生も促されることから自己免疫疾患においても重要な役割を担っている可能性があります。さらに、B細胞は活性化して形質細胞に分化するとCD20陰性となり、CD138が陽性となりますが、CD138はSyndecan1とも呼ばれ、I型細胞膜貫通糖蛋白で、ヘパラン硫酸(Heparan sulfate:HS)を含む膜型Proteoglycan(HSPG)です。この分子が他の細胞に対して影響を与えている可能性についても現在解析を進めています。

2007年7月23日月曜日

トロント

ナイアガラの滝の帰りにトロントに寄ってユニオン駅の近くのノボテルホテルに宿泊しました。ナイアガラ発のVIA Railが2時間遅れたため、20時頃に到着予定が22時になってしまいました。お陰でライトアップされたCNタワーを眺めることができました。
21日は午前中にCNタワーに登り、トロントのダウンタウンを上から眺めた後、ロジャーセンターに行って13時試合開始の大リーグを観戦しました。この日はシアトル戦でしたが投手戦となり、トロントの1-0の完封勝利で試合時間はたったの2時間。イチローは3打数ノーヒット、1四球で、城島は7回から守備についたものの、打席は回ってきませんでした。
夜はYonge通りにあるKorean Grill Houseに行って焼肉を食べました。カナダに来て初めての焼肉です。日本の焼肉店の感覚で注文したら、3~4倍の量の肉が出てきて食べきれませんでした。カルビは味付きでしたが、好みの味に仕上がっててとても美味しかったです。

 

2007年7月21日土曜日

ナイアガラの滝

7月19日にVIA Railに乗ってナイアガラに行ってきました。モントリオールからトロントまで約5時間半、そこからナイアガラフォールズまで約2時間、乗り継ぎの待ち時間も含めて合計約8時間の列車の旅です。往復の鉄道代は大人約$200、小人約$100です。ゆったりとした、とても快適な旅でした。

宿泊はクリフトンヒルにあるQuality Innで新しくできた観覧車の目の前にあります。近くにはTim Hortonsもあり、とても便利で賑やかな場所でした。夜は滝のライトアップを歩いて見に行くことができました。

7月20日は晴天に恵まれ、霧の乙女号に一番乗りしたあと、レンタカー(クライスラー300C、1日$49)を借りてテーブルロックまで行き、カナダ滝の裏側を観るツアー(ジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズ)に参加しました。滝の裏側は水が流れ落ちるのしか見えませんが、見学デッキは間近で滝のしぶきを浴びることができて迫力満点です。その後しばらくテーブルロックからの眺めを楽しんだ後、テーブルロックから少し歩いたところにある地上160mのスカイロンタワーに登り、滝を上から眺めました。晴天だったので、オンタリオ湖のかなたにトロントのダウンタンも見ることができました。
午後からは滝の下流にある渦潮の上を渡るワールプールエアロカーに乗りました。ナイアガラ川の急流を約1キロに渡って移動しますが、とても気持ちが良かったです。

  
  

2007年7月15日日曜日

Sidewalk Sale

今週末は、Ste-Catherine通りでSidewalk Saleと呼ばれるセールをやっているので見てきました。ダウンタウンで最も賑わうSte-Catherineはいろんな商店が並んでいますが、Atwater通りとの交差点からSt-Urban通りとの交差点までの約3kmにわたって歩行者天国となり、ほとんどのお店が通りの両サイドに露店を出してセールを行っていました。美容室までもが外に店を出してヘアメイクをしていました。PeelとMcGill Collegeの間にはステージもあって、コンサートも行われていたようです。

2007年7月11日水曜日

いちご狩り

Hwy.15Nを50kmほど北に進んだMirabel空港のすぐそばにある農園に行っていちご狩りをしてきました。Labelle Fraiseと呼ばれる農園で、いちごの他、ラズベリー、アスパラガスなどの野菜、メープルシロップを作っているようです。
いちご狩りのピークはすでに過ぎ、平日の夕方で天気も悪かったため、他には誰一人いませんでした。途中から雷雨が降り出し、傘をさしながらいちごを摘みましたが$4の紙製のバスケットを2ついっぱいにすることはできず、2つで$6にまけてもらいました。

2007年7月9日月曜日

ジャズフェスティバル

6月27日から開催されていたモントリオール国際ジャズフェスティバルが昨日閉幕しました。
7月7日の日曜日にメイン会場であるPlace-des-Artsへ地下鉄に乗って行ってきました。この日は天気予報では雨の予報でしたが、幸いにも晴れ間がのぞき、気温も23度程度でとても過ごしやすい日となりました。
特に下調べもなく出かけたので、屋内の有料コンサートには入らず、屋外の無料コンサートを少し聞いただけでしたが結構楽しかったです。会場内ではプレハブのカフェやパブが並び、Tシャツなどの関連グッズを売る店やスポンサーの展示、さらには大道芸人までもいて1日中楽しむことができそうでした。日が傾くにつれてさらに会場は盛り上がったことでしょう。

2007年7月4日水曜日

カナディアンロッキー

6月28日から7月2日まで4泊5日でカナディアンロッキーに行ってきました。モントリオールからカルガリーまで飛行機を利用し、カルガリー空港でレンタカーを借りました。
レンタカーはエアカナダのサイトを介してHertzでフルサイズを予約していましたが、07型トヨタカムリを借りることができました。キャンペーン中だったのか、レンタル代は1日あたりたった$24で、5日間で税込合計$144でした。さらにガソリン満タン返し不要のオプションを$64でつけたので、ガソリン代も安く済ませることができました。1000キロほどしか走っていない新車だったので、運転はとても快適で長距離でも疲れることなく移動できたのは本当に良かったです。
  
初日:カルガリー→バンフ
カルガリーからバンフまでは約120km。途中で国立公園の入場料を払うゲートがあり、1日あたり$17.8(家族料金)徴収されました。初日の宿はバンフパークロッジというホテルで、バンフの繁華街にあってとても便利なホテルです。1泊US$170でしたが、部屋からの眺めもよく、快適でした。残念ながらインターネットと駐車場代が別にかかりました。
部屋で少し休憩したあと、すぐにサルファー山のバンフゴンドラに乗りに行きました。サルファー山の頂上からはバンフの街が一望でき、バンフスプリングスホテルを美しく眺めることができます。ゴンドラの降車場から頂上までは1~2キロのペデストリアンデッキの上を歩いて行けますが、空気がかなり薄いので急ぐと息苦しくなります。
 
  
2日目:バンフ→サンワプタフォールズリゾート
朝7時半にホテルを出発し、ボウバレーパークウェイを北上します。パークウェイでは野生の鹿が道路脇に出てきて間近に見ることができました。
キャッスルマウンテン、モレイン湖、ルイーズ湖、クロウフット氷河、ボウ湖、ペイトン湖を北上しながら観て回ります。この日の宿泊先のサンワプタフォールズリゾートに16時頃到着し、夕食前にサンワプタ滝を観ることができました。
 
  
3日目:サンワプタフォールズ→ジャスパー→バンフ
今回のドライブ旅行でもっとも長い約430kmの行程です。アイスフィールドパークウェイをさらに北上し、ジャスパーを経由してマリーン湖まで行きました。マリーン湖ではボートクルーズができ、よくガイドブックなどで目にするスピリットアイランドを見に行くことができます。夏場は混むらしいので、あらかじめネットで予約しておくといいようです。

  
ジャスパーで昼食を取った後、コロンビア大氷原まで戻って雪上車ツアーに参加しました。雪上車はコロンビア大氷原の一部のアサバスカ氷河の上を走り、氷河の真上で降りることができます。さすがに標高2000mの氷の上は寒かったです。この日の宿はバンフのスプルースインでした。ここのバスルームの風呂桶は比較的深く、ゆったり湯に浸かることができて良かったです。ここは駐車場もネットも無料でお得でした。道路向かいに日本食レストランがありましたが、この日は満席で入れませんでした。

 
4日目:バンフ→カルガリー
この日はカナダデーという祝日で、バンフの街はカナダ国旗を持った人たちで賑わっていました。
フェアモントバンフスプリングスの近くにあるボウ滝を見た後、ボウ滝のすぐそばから出発するRocky Mountain Raft Toursのラフティングに参加しました。ラフティングにはレベル1から6まであるそうですが、このラフティングはレベル1と2だけで、水着に着替える必要もなく、カメラを持って乗ることができます。約1時間の川下りでしたが、眺めは最高でとても気持ちが良かったです。
  
5日目:カルガリー→モントリオール
この旅最後の宿はカルガリーのSheraton Suites Calgary Eau Claireです。すべての客室がスイートの高級ホテルですが、この時期1泊$260以上はする2Queen bedの部屋にエアカナダのホームページ(米国版)を通してUS$170で宿泊しました。この日はカナダデーの花火大会が市内で行われていましたが、開始時間が22時半だったので観に行くのはあきらめました。
 
カルガリー・モントリオール便は直行便で約4時間半のフライトです。帰りの便は座席が最新のもので、エコノミーにもプライベートテレビがついていて好きな映画などの番組を選んで観ることができました。エアカナダでこのタイプの座席は初めてでした。おかげで子供達も退屈しないで楽しんでいました。