2007年5月9日水曜日

生物学的安全キャビネット

今日はMcGillの講堂で全学対象の安全キャビネット(BSC)の講習会があり参加してきました。
BSCにはクラス1からクラス3まであり、最も頻用されるクラス2にはタイプA1、タイプA2、タイプB1、タイプB2があります。
クラス2は通常HEPAフィルターを吸気口と排気口の両方に設置し、作業者、室内環境、作業試料すべてを保護しますが、タイプA1は揮発性の物質に適していません。タイプB2は空気の再循環が全くないので、揮発性物質に対しても安全に使用できます。クラス2のキャビネット内ではガスバーナーは使用できません。
その他の一般的な注意事項として、
・使用前後に20分程度の運転をすること
・使用前後の消毒(70%EtOHなど)が重要
・UV照射は必要最低限で(通常1週間で2時間程度で十分)
・人のいる部屋でのUV照射は厳禁
・ドアの近くや人の往来の多い場所に設置しないこと
・吸引設備の放置はコンタミの原因になる
・使用中にキャビネット内の空気の流れを妨げないこと
などなど、約30分の講習でしたが、使用法について再確認できてとても良かったです。

0 件のコメント: